30代独身男性でも遅くない!真面目な出会いの場のまとめ
晩婚化が進む日本の平均初婚年齢は、年々上がる一途を辿り、ついに2017年に厚労省より公表された「婚姻に関する統計」では、特に男性の晩婚化が進んでいる現状が明らかになりました。
- 男性:30.7歳
- 女性:29.0歳
(男女ともに初婚の場合の平均年齢)
一般的に恋愛をする機会が最も多いといわれる20代で結婚できれば良いものの、30代独身者ともなってくるとなかなか出会いの機会すら減っていき、気が付けば40代になり「生涯未婚」という4文字が頭をよぎってきます。
今回の記事では、30代独身者に焦点を合わせた真面目な出会いの場をまとめてみました。
この記事の目次
はじめに:統計でみる生涯未婚率と結婚願望
生涯未婚率
生涯未婚率とは、「50歳まで一度も結婚したことがない人」を示す数値になります。
- 男性:23.4%
- 女性:14.1%
(2015年、国立社会保障・人口問題研究所による発表)
昔では結婚して当たり前と言われましたが、2015年のデータでは、男性はおよそ4人に1人が、女性はおよそ7人に1人が50歳までに一度も結婚をしないという結果が出ています。
結婚願望
一方で、18~34歳の未婚者で「いずれは結婚したい」と考えている人は以下のようになっています。
- 男性:85.7%
- 女性:89.3%
(2016年、出生動向基本調査による発表)
つまり、結婚したいと思っている人が性別問わず9割近くいるにもかかわらず、結婚できない人もいるというのが現実なのです。
「結婚するのが当たり前」の時代は終わった
例えば、1950年の生涯未婚率は、男性がわずか1.5%、女性がわずか1.4%でした。つまり、100人いたら98人は結婚していたのです。この数字を見れば「結婚して当たり前」と言われる時代も納得ですね。
しかし、前述したようにおよそ半世紀後の2015年には、男性が23.4%、女性が14.1%と、10倍以上に生涯未婚率がふくれあがっています。男女比を1:1と仮定すれば、100人いたら82人しか結婚しなくなりました。
「結婚したいけどできない」理由には、終身雇用制度の崩壊などにより、家族を養っていくための安定した職業の確保が難しくなったことや、結婚資金の不足などがあるようです。
また、時代とともに生き方が多様になってきたことや、様々なライフスタイルが可能になってきたことにより結婚しなくても楽しく生きていけるなどの理由がありそうですね。
努力しなければ結婚できない時代に
前述した比較からも、昔のような「結婚して当たり前」の時代は終わったと言えそうです。
「結婚して当たり前」時代の終焉は、「努力しなければ結婚できない」時代の始まりと言えるのではないでしょうか。
安定した職業の確保や、結婚資金の捻出、コミュニケーション能力の向上、出会いの機会を増やすことは、結婚したい人にとっては努力しなくてはいけない要素になってきます。
30代独身者にオススメな出会いのきっかけ
職場
意外(?)にも出会いの中でもっとも多いと言われているのが、職場の同僚・先輩・後輩です。
24時間のうち睡眠時間を除いて考えれば、身近な友人や家族以上に共有している時間が最も多いのが職場の人ということになるのではないでしょうか?
共有している時間が多い分、恋愛関係になる前から、お互いの人間性や普段の態度などがよく分かるので、それをふまえてフィーリングが合う同士で恋愛関係に発展するというのはごくごく当たり前かもしれませんね。
友人からの紹介
出会いのきっかけの鉄板ですね。
信頼できる友人なら、変な人を紹介するなんてことはしませんし、お互いにフィーリングが合いそうな人を紹介してくれる可能性も高いと思います。
紹介してもらった時点でお互いを取り持ってくれる共通の友人がいることになるので、仲良くなるまでも比較的スムーズにいきやすく、また、付き合ってからも紹介してくれた友人のメンツをつぶすわけにもいかないので、お互いを尊重したお付き合いが結果的に長く続くということも十分に考えられることですよね。
合コン
こちらも定番の出会い。
紹介に比べれば多少軽いノリですが、男女の共通の友人などが間に入って盛り上げ役などをやってくれれば雰囲気があたたまりやすいので、初対面でもそれほど緊張することなく気軽に仲の良い交友関係を作りやすいです。
ただし、悪ノリする人がいたり、ただ単に楽しく飲みたいだけで参加するという人も少なくないので、とにかく恋愛だけを重視するという人にとっては少し違うと感じる場面もありそうです。
とはいえ、合コンで知り合った人経由での、それ以降の飲み会などで知り合った人と恋愛に発展するケースもよく耳にする話ですし、交友関係を広げる良いきっかけであることには間違いないと思います。
趣味・習い事
恋愛をするために趣味や習い事をはじめる人は少ないと思いますが、それらが興じて恋愛に発展するケースもよくあります。
そもそも同じ趣味や習い事があることで、話題が豊富で楽しくスムーズにコミュニケーションをとることが出来ます。また、デート先が決めやすかったり、価値観が似ていたり、趣味の時間をそのまま二人の共有時間に出来るなど様々な良い点があります。
恋愛のきっかけ作りで趣味や習い事を始める場合は、男女比に偏りが少ないものを選ぶと良いかと思います。
例えば、、、
- スポーツジム
- 登山
- スポーツ観戦
- スキーやスノーボードなど季節感のあるスポーツ
- 旅行
- 料理
- 音楽鑑賞
- 映画鑑賞
などがオススメです。
やはり、話題が豊富な人とは話していて楽しいですし、共通の話題があるとさらに親密度がアップしますよね。
婚活パーティ
市町村が開催しているものから、一般企業が開催しているものまで様々な形式で、年間を通して開催されています。
婚活をしている人同士が集まっているはずなのにもかかわらず、なかなか良い出会いがないという声を聞くことも少なくありませんが、オススメはやはり市町村など公の機関が開催している婚活パーティでしょう。
公の機関が開催している婚活パーティの方が、参加者の審査(戸籍謄本や職業・年収の証明書の提出など)がしっかりしている場合が多く、より真面目な出会いを求めている人には向いているからです。
一般企業が開催しているものも多くの場合は問題はないと思いますが、参加した人から聞いた話では、いわゆるサクラがいたり、既婚事実や年収・職業を偽って参加している人がいたという話も聞いたことがあります。
街コン
前述の婚活パーティよりも気軽に参加しやすい街コン。
婚活パーティが結婚を前提としたお付き合いを目的としているのとは異なり、結婚を前提とするのではなく単に出会いを求めている人が参加している印象です。
「婚活」という響きにまだ抵抗がある20代など比較的若めの人が多く、婚活パーティのように、異性の参加者と半ば強制的に話すスケジュールが組まれていない場合も多く、規模の大きい合コンのような感じです。
きちきちとしたスケジュールが組まれていない分、コミュニケーション能力に優れている人なら、すぐに雰囲気にとけこんで楽しく会話ができますが、そうでない人にとっては、ただなんとなくその場にいるだけになって終わりということにもなりやすいので、頑張って異性と話すように心がけて参加するようにすると良いでしょう。
相席居酒屋
店側が異性と相席をセッティングしてくれる居酒屋です。
街コンよりも、さらにノリが軽い印象で、女性側の料金が無料に設定されているため、女性側の年齢層も20代前半が多く、出会いを求めてきたというよりは、暇つぶしで来店したという人が多いかと思います。
もちろん、その場でフィーリングが合えば恋愛に発展するケースもあると思いますが、相席居酒屋に行っている時点でもともと軽めノリの二人だったということもあるので結婚までに至るケースは稀ではないかなと感じます。
ただし、異性と話すのが苦手な人にとっては、良い練習の場になることは確かで、回数を重ねればどのように話したり接すれば異性からのウケが良いかなど感覚的に身についていく可能性は高いと思います。
SNS
共通の趣味や話題などからSNS上で友達になり、実際に会って恋愛に発展するケースです。
ネットでの出会いと聞くとそれだけで抵抗がある人も多くいると思いますが、これだけ多くの人がSNSを使っている時代背景を考えれば、共通の話題から仲良くなれるきっかけとしては、決して悪くないものだと思います。
しかしながら、SNSをきっかけとした事件などが相次いで発生したこともあり、世間での印象は決して良いものではないことは仕方ないことだと思います。
SNS上でのやり取りを100%信じるのではなく、なかには悪い人もいるということを常に忘れず、冷静な判断をしながら出会いに活用できれば良いと思います。
出会い系サイト
インターネットが普及して以来、常に存在し続けるコンテンツの一つです。
優良なサイトからそうでない悪質なものまでありますので、利用する場合には十分に情報を得てからやるようにしたいものです。
結婚したい30代独身者の心構え
自分の市場価値を理解する
相手を探すより以前に、年齢や学歴、職業、収入、体型、イケメン度、性格など客観的に考慮し、自分の市場価値を正しく判断することが大切です。
なぜなら、自分の市場価値を見誤っていると、到底かなわない理想の相手ばかりを追ったり、上から目線になって相手を尊重していないような態度が出たりする可能性があるからです。
結婚相手としての自分の市場価値を正しく理解した上で、それに見合った相手を探すよう心掛けましょう。
高望みをやめる
よくある話ですが、「”相手は普通の人でいい”と言う女性は結婚できない」という話があります。
女性側が結婚相手に求める「普通の人」の条件とは、
- 長男以外(義理の親との同居不可)
- 身長170cm以上
- 大卒以上
- 年収400万円以上
- 正社員(経営者不可・特殊な職業不可)
- 性格に難無し
- バツなし
などが上がるようですが、これに全て当てはまっている男性は1%以下だと思いますし、全てを満たしているような結婚偏差値が高い男性は既に独身でない可能性が非常に高いです。
このことは、もちろん結婚できない男性にも言えることで、30代独身の男性が、
- 年齢は20代後半まで
- 料理がうまい
- 容姿のレベルが標準以上
- 普通の体型
- 子どもが好き
- 金銭感覚がしっかりしている
- バツなし
このようなことをすべて求めたところで、そんな女性は既に結婚している可能性が非常に高いですし、いたとしてもあえて30代独身者を選ばないということです。
高望みをしがちの人は、高望みをし続けて結婚のチャンスを逃すか、高望みをやめて結婚するか選ばなければならないでしょう。
容姿に気をつかう
結婚は外見ではなく内面と考えている人は多いですが、やはり出会いの一歩目は当然ながら容姿になりますので、異性としてしっかり見てもらえるための容姿を磨くことは大切です。
容姿というと、外見のカッコよさと思う人も少なくないと思いますが、決してそうではなく、
- 清潔感がある(ヒゲ、爪、髪の毛、鼻毛など)
- 体臭・口臭がきつくない
- 服装がダサくない
- 話し方が気持ち悪くない
- だらしない体型をしていない
- 食事のマナーがきちんとしている
このような基本的な部分をしっかりしていれば、容姿的にすぐに無理ということは少ないと思います。
逆に、見た目で「生理的に無理」と思われる部分がワンポイントでもあると女性からは一気に敬遠されてしまうので注意が必要です。
コミュニケーション能力を高める
容姿的に受け付けないという壁を越えたら、コミュニケーション能力が重要になってきます。
コミュニケーション能力が高い人は、言い換えれば、人を楽しませたり喜ばせたりするのがうまいということです。
一緒にいて楽しいと思われたり、もっと一緒にいたいと思われれば、一気に距離が縮まり、恋愛関係に発展しやすいですが、一方で、見た目は嫌いではないけど一緒にいて楽しくないと思われてしまうと恋愛関係には発展しにくいものです。
お互いのフィーリングというものはもちろんありますが、多くの人と上手くコミュニケーションを取れる人とそうでない人では、やはり結果に大きな差が出てしまいます。
色々な場数を踏んで、コミュニケーション能力を向上させるように努力しましょう。
人間関係・交友関係を大切にする
合コンや婚活パーティなど、出会いの場だけが出会いのきっかけのすべてではありません。
普段から良い行いをしていて、周りの人から「この人は素の性格が良い人だな」と認識されれば、その知人を紹介してもらえたり出会いのチャンスが自然と増えるものです。
逆に、普段から人間関係・交友関係をおろそかにしていると、「あの人は性格が悪い人だ」と言われるようになり、せっかくの出会いのチャンスを潰しかねません。
異性を目の前にしたときの性格だけでは分からないことも、普段の交友関係などから素の性格が分かられてしまうものなので、身の回りの人への日常的な行動や態度にも気を配っておいた方が良いでしょう。
まとめ
結婚したい願望がある人は、常に恋愛のアンテナを張り続けることが大切です。
どこにどんな出会いがあるか分からないので、仕事をしているときや、普段の生活の中でも、他人に対して嫌な態度や行動を取らないように心掛けましょう。
他人とは、対象となる異性だけではなく、同性の友人や、近所のおじさんおばさん、仕事のお客さんなど、すべての人という意味です。出会いは誰が運んでくるか分からないので、普段から悪態をついている人よりも、普段の行いが素敵な好青年の方が圧倒的にチャンスは増えるものです。
また、相手に色々なことを求めるのではなく、自分の年齢や年収など客観的に評価し、「こんな自分を選んでくれる人なら」という低姿勢の気持ちも大事です。上から目線で見られたりすることは男女問わず誰でも嫌な思いをします。
最後になりますが、最も重要なのは自信だとはっきり言いたいと思います。
その自信とは他人と比べてどうこうということではなく、凛とした堂々とした態度ということです。
女性にとっての結婚相手探しとは、一生をともにするパートナー選びです。
「この人とだったら大丈夫」と思わせなければなりません。自信のないナヨナヨした態度を見せてしまっては「この人ではたして大丈夫なのだろうか…」とむしろ不信感に変わってしまいます。
自信をつけるには、服装や髪型などの身だしなみやはもちろん、職業や収入・貯金額など、客観的・社会的に評価されることも重要です。もちろん、その他にも優しさや、気配りなども極めて重要な要素ですが、いずれにしても最終的に選ばれる側になるには、自信をもっている態度というのが重要です。
自信をつけるための過程の中で、おしゃれになったり、気配りができるようになったり、仕事に取り組む姿勢が良くなったり、コミュニケーションが得意になったりと、結果的に人間性が成長していくことが自信をつけるのが重要という話でした。
以上、少しでも参考にしていただければ幸いです。ご一読いただきありがとうございました。